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理事長挨拶

理事長挨拶

 この度、公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)の理事長に就任いたしました、石井 清と申します。

 さて、もうお忘れかもしれませんが、2020年に第35回JSCRS学術総会の会長を務めさせて頂きました。2020年1月の日本眼科手術学会が終わった直後、横浜でのダイヤモンド・プリンセス号でのコロナウイルス感染が報道され、JSCRS学術総会の現地開催への準備が大詰めを迎えた2月には、日本でのコロナウイルスの感染確認報告が多数上がるようになりました。数多くの学会がWeb開催を余儀なくされました。「まぁ6月には収束して開催はできるだろう」と思っておりましたが、その後の急速な拡大は周知のごとくで、7都府県で緊急事態宣言が発令され(当時は5月6日まで要請)、4月16日には全国へも拡大されました。当時はWeb開催の方法などは模索状態であり、参考になる見本の学会もまだ少なく情報収集から始めなければなりませんでした。当時はZoomとは何?と思われる先生方も多かったのではないでしょうか。

 法人運営は会員に有益な情報を発信しながら、大幅な赤字とならぬように、内閣府への届け出に始まり年度毎の運営計画を立てる必要があります。コロナによる学術総会やセミナーの現地開催自粛等により、例年通りの収支とならない状況が続き、JSCRSの台所事情はかなり貧窮しておりましたが、第37回から第39回まで大内先生、松島先生、佐々木先生の各会長の下に内容、企画とも素晴らしい学術総会が盛大に開催され、黒字運営の方向性が見えてまいりました。前任である市川先生、德田先生のように舵取りができるか不安な点がありますが、会員の皆様、また理事の方々のお力によって、健全な学会組織の運営ができますように、尽力したいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会
理事長 石井 清