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理事長挨拶

理事長就任によせて

この度、JSCRSの理事長に就任することとなりました市川一夫です。

私が当学会に最初に参加したのは、昭和61年第1回の日本眼内レンズ学会総会に発表した時です。
当学会はその後、屈折矯正手術もその対象として含め、発展を続けてまいりました。

私は昭和58年かつての社会保険中京病院(現JCHO中京病院)へ入職し、日々の診療手術に追われながらも、名古屋大学時代に培った色覚研究を続け、着色眼内レンズの開発を進めてきました。また、中京病院時代には自身の手術手技の追求はもちろん、一緒にやってくれる多くの若い医師が医局に所属してくれ、後進の育成にも力を注いできたつもりです。今では何人かの後輩が眼科の各領域で大いに活躍してくれています。微力ながら、当学会の目的にもある「わが国における白内障手術及び屈折矯正手術の研究と教育、診療の発展をはかること」を個人レベルで行えたのではないかと思っています。

色覚以外の研究面でも、臨床の実際を学術的に裏付け、後輩を含め学会等で多くの発表等をしてきました。医療機器の進歩は日進月歩であり、国内のみならず海外にも目を向けて、常に最新の情報を入手し、実際に使ってみて、その機器の特徴などを紹介してきました。新しい機器の臨床での使用実績報告、経験を踏まえた機器の特徴の解明ばかりでなく、開発なども行ってまいりました。

このように、教育、研究を個人や医局単位として実践してきたつもりですが、個人の力は微力です。これからは組織として当学会の活動を多くの先生方とともに共有し、継続発展させていきたいと思っています。この実践には理事長任期2年はあまりにも短いと感じますが、できる限り努力したいと決意しています。

組織として研究、教育を実践し、「診療の発展をはかる」ためには、当学会の透明性を高め、内部の充実を図ることはもちろん、外部の関係諸機関、団体との連携、協力関係が欠かせません。他の機関との役割分担もありますが、それぞれの機関の役割を踏まえ、尊重しあいながら、互いに継続発展していける道を整備したいと考えています。

終わりに理事長任期中に、当学会を「より良く、より開かれた学会」にするため、また次代に繋げるために、その種を蒔くことができればと願っています。

公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会
第10代理事長
中京眼科 市川 一夫